開催主旨
 私たちは「高齢になっても障害を負っても、快適な生活を送るための福祉機器選び」ができる場を目指して、「わたしが選ぶ福祉機器展」を開催いたします。近年、多種多様な福祉機器が市場に出回っていますが、より快適な生活に変えるためには、個人に合わせた福祉機器の選び方や使い方が大切です。それには、福祉機器メーカーや様々な専門家や支援者が、組織や職域にとらわれることなく情報を持ち寄り、技術を高めながら協力し合うサポートが効果的だと考えました。一人一人の想いや願いを実現していくために、この機器展が核となり、より実践的な情報の交流や、当事者、専門家の垣根を取り払って、お互いをサポートしあえるネットワークを広げることによって、誰もが生き活きと暮らせる地域社会をつくることを目指しています。


ごあいさつ

 高齢者や障害者が日常生活をおくる上で、福祉機器、用具は欠かせないものであります。にもかかわらず、すべての人が自分の身体状況や生活目標、ライフスタイルに合った福祉機器を手に入れているかというと、まだまだほど遠い状況にあることは言うまでもありません。その一番大きな原因は、マッチングの機会がほとんど無いことではないかと、私たちは考えました。もちろん、単に人とモノの出会いの場を作ればいいと思っている訳ではありません。
 そこで、生活者である当事者自らが、自分の状況や生活目標に合った福祉機器、用具を、専門家のサポートを受けながら、能動的に選ぶことができる福祉機器の開催を企画いたしました。この場合の専門家のサポートとは、医学面で身体状況に適合したレベルの高いフィッティングを行うことだけではなく、その人の人生観、価値観、住環境、経済状況など、幅広いニーズを柔軟に受け入れることのできるものでなくてはなりません。
 このような高い目標を掲げて、徳島で初めての福祉機器展を開催するにあたり、同じような想いを持つ様々な分野の有志が集まりましたが、まず少し範囲を絞り、「車いすと生活」というテーマで船出することとしました。最初から、すべてが理想的に準備できないかも知れませんが、一過性のイベントではなく、毎年開催を積み重ねることで、先に挙げた当事者の多様なニーズに応えることができる福祉機器展に育てていきたいと考えております。
 多様な職種のメンバーが純粋に想いだけで立ち上げた福祉機器展ですので、至らぬ点も多々あろうかと思いますが、是非ともご来場いただきますようよろしくお願い申し上げます。

「第1回わたしが選ぶ福祉機器展」実行委員会
事務局:特定非営利活動法人 阿波グローカルネット
代表理事  本田圭一




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